未完成
「高梨さん」
「あ、後藤くん!おはよう!」
「おはよう、あのさ
少し話があるんだけどいいかな?」
「私に?うん、いいよ〜」
なんのお話だろう…
いい話だといいな〜♪
「あのさ、高梨さんにしか頼めないことなんだけど」
「ん?」
「付き合ってくんない?」
「…ほへ?」
ツキアウ
突き合う?
いやいや
付き合うぅ!?!!?!?
「…ちょ、え、へっ!?!?付き合、え!?」
「急にごめんね
これには深い事情があって…」
「ふふふふふふ深い事情!?」
「1回深呼吸しようかw
落ち着いた?」
「う、うん。おっけー」
「実はさ、ここに行きたいんだよ」
ピラッと見せた紙
そこには新しくオープンしたカフェのことが書いてあった
「これって、駅前のカップル限定カフェ?」
「そう。これのカップルカプチーノってやつ見てよ!!!!!!!」
「わ〜、可愛いね」
「でしょ!?!!!?可愛いんだよ!!!」
…後藤くん?
「しかもね、絵柄にも種類があってね
くまさんもあれば、ねこさんもあって、さらにはうさぎさんまで!って、あ…」
沈黙が続く
「…あ、あの、えーっと
そのさ、…えっと…」
「…ぷっ、あはは!!!
後藤くんって案外可愛いもの好きだったんだね?」
「…おかしいよね、男で、こんな見た目なのに…」
「ううん、そんなことないよ。
私も可愛いもの好きだし!!素敵だと思うな!!かなり衝撃的だったけどw」
「…高梨さん…
俺、高梨さんと友達でよかった!!」
「え?なに、突然!!照れちゃうなぁ〜なんちって!えへへ!」
意外な彼の一面を知れた私
なんか嬉しい
私しか知らない後藤くん…
「あっ、それで…そのカフェに行くために彼女になってくれ、ってこと?」
「そうそう!いいかな?」
「もちろんだよ〜!」
仮の彼女だけど、デートになるのかな!!!??
仮から本当の彼女になれるようにするぞーっ!!おー!!