恋した相手は?!
日常
私の名前は相川真奈!どこにでもいる普通の高校1年生。

今年、この野苺高等学校に入学したばり。


私もとうとう高校生か……。


どんな生活が待っているのかな。


イケメンと恋とか始まっちゃったりするのかな?!


なーんて何ヶ月か前の私は呑気に考えてたんだよね……。


現実ってなんでこうもうまくいかないの?!


「おい」

「いたっ!」


頭叩かれたんだけど……。


「なによ!ばかと!」


「ばかと、じゃねーよ。いい加減名前覚えろよアホ川」


「あんたこそ名前覚えなさいよ!!私の名前は…「はいはい、めんどくせ。ところで今日俺とお前日直。もうとっくに放課後だから」


「そうでした……」


あ、紹介遅れました。この嫌味ったらしい男は私と同じクラスの麻生陸翔。


この性格がなかったら完璧王子。というか、私以外の人には完璧王子なの。

175は超えてる身長に、色素の薄いサラッサラの細い髪の毛。切れ長の目にスッと通った鼻筋。おまけに声までイケメンって……神様不公平!!

私もね、最初はすごくかっこいい男子だなって思った。相川と麻生だし、席も近くて、これは私の夢描いていたスクールライフ到来?!って思ったのに!!


ちょっと喋るようになって仲良くなったらこれだもんね〜?


ほかの女の子とかからの黄色い完成には王子スマイルで答える。

器用すぎでしょある意味……。

私には人格を使い分けるなんて無理無理!


「おいブスさっさとしろよ」

「ぶっ、ぶ?!?」

「ほら、はーやーくー」

ブスですってえ?!まぁ事実だから言い返せないのが事実なんだけど……

< 1 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop