愛したのは君が初めて…
初めての言葉
積もり積もった不安
溜まり溜まった愚痴
詰め込まれる容器は小さすぎて
すぐに溢れてしまうの
簡単なことで穴が空いて自分で修理することが出来なくて
沢山詰まった容器に空いた小さな穴は
その中身を留められなくて一気に溢れ出すの
些細なことだった
感情表現の下手な私
そんな自分がどこかに誘うなんて出来なくて
だから妹カップルも誘って動物園に
でもその帰りに喧嘩して終わった。
集団行動の嫌いな彼
仕方ないと飲み込んだ
妹の誕生日サプライズに顔合わせも兼ねて彼氏も呼ぶことになった
でも来てくれなかった
家族が痛々しく私を見てる気がした
好きじゃないから
長く付き合うつもりじゃないから
だから、私のことも
私の家族のことも何も考えてないんだと
いろんな人にそれをぶつけて
彼氏に打ち明けた
もう終わる覚悟で
「付き合った時よりかは、少しは、少しくらいは好きになってくれた?」
「うん。好きだよ?こうやって揉める前から最近付き合い出した頃よりいい感じだって思ってたから伝えるつもりだったのにお前空気読めよー 」
嬉しかった
茶化しながらもちゃんと言ってくれた彼に
泣きそうなぐらい嬉しかった
満たされた気がした