そのイケメン、オタクですから!
「先輩!」
「ん?」
皆に囲まれた及川先輩が振り返る。
「大好きです!」
気持ちが溢れて、人目も気にせず思わず叫んでた。
周りの人たちがニヤニヤして「ヒューヒュー」とか「あっつー」とか言ってる。
恥ずかしがり屋の及川先輩はきっと、顔を赤くして「馬鹿!」って言うんだ。
と思ったけど……思った通り顔を赤くして先輩が言った言葉には続きがあった。
「……俺も」
私にしか聞こえない小さな声、だったはずなんだけど傍にいた神崎君がため息をついた。
「バカップル……」
「ん?」
皆に囲まれた及川先輩が振り返る。
「大好きです!」
気持ちが溢れて、人目も気にせず思わず叫んでた。
周りの人たちがニヤニヤして「ヒューヒュー」とか「あっつー」とか言ってる。
恥ずかしがり屋の及川先輩はきっと、顔を赤くして「馬鹿!」って言うんだ。
と思ったけど……思った通り顔を赤くして先輩が言った言葉には続きがあった。
「……俺も」
私にしか聞こえない小さな声、だったはずなんだけど傍にいた神崎君がため息をついた。
「バカップル……」