うそつきなあなたへ

あの頃の私にとって、あなたは希望でした。
あなたに会うことが私の願いでした。
あなたがいてくれたおかげで、私はとても幸せでした。

待ちくたびれたあなたは、今どこにいるのでしょう。
あなたにまた会いたい。会って話がしたい。またあの頃のように時間を忘れてお話しがしたい。

でも、それはもう叶わない。この声はあなたに届かない。
あなたは、誰にも言わないでそっと囁きの森から姿を消した。
誰も、あなたを止めることは出来ない。あなたがまた違う世界で幸せならそれでいいだなんて言えない。
戻ってきて、傍にいてだなんてわがままなことだってわかっている。


だから、私の想いを手紙にしたためた。
いつかあなたがこれをどこかで読んでくれたらいい。






うそつきなあなたへ




Fin.


< 115 / 115 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

WouId You ~ING?
れてぃ/著

総文字数/3,789

恋愛(純愛)18ページ

表紙を見る
バスから降りれそうにない
れてぃ/著

総文字数/1,213

恋愛(学園)6ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop