あんたんこと好いとうよ
プロローグ
コツンコツン、カツン____
朝礼が始まったのか、静かになった廊下に靴音が3つ響いていた
隣には、担任だといった『大原先生』と、
私と一緒で、今日からこの学校に来た『高橋』とかゆー男の子がポケットに片手をつっこんで歩いてる
「あー、東京は初めてきたの??」
「…俺は昔きたことあるけど」
(こいつ、敬語使えなかんか?)
先生にタメで話す高橋をじとーと見つめていると
「なに?」
高橋は切れ長の目をスッとこっちにむけた
「…べつに」
「あっそ」
あぁ、怖い怖い
そんな睨まんでもよかやろ