あんたんこと好いとうよ


「そーしなよ!」

「あんたかわいんだし」

「「いくよ!!」」


息ぴったりな2人に引きずられるように連れてこられたのはトイレで、
凛香は大きなポーチから、さっき使っていたマスカラとは別のものと取り出した


「ちょーっと目つぶっててね」

「はーい」


「んじゃ、こっちも」

コテを温めていたさゆちゃんはソーイングセットを取り出すと、
せっせと服の裾を縫い始めた


「え、どこまで上げると??」


「んー、膝上10か15どっちがいい??」

「そげん上げなくてよかよ!
 5㎝くらいで!」

「遠慮しないの!」


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