♪君のメロディー♪
奥山 奏
家を飛び出して、行く宛がないので、ぶらぶら歩いていた。

凜「はぁ、どこいこ…。」

何で、行く宛もないのに飛び出したんだろ…。

そう思いながら、1人で歩いていると…

「ジャン!ジャン!」

音が聞こえてきた。

これ、ギターの音だよね?

私は、その音が聞こえてきた所に足を進めた。

キィ…!

凜「失礼しまーす…!」

ここだよね?

不安になりながらも、その建物の奥に歩いて行く。

凜「ここ…かな?」

1つのドアの前で足を止め、少し待っていると…

ガチャ!

凜「きゃっ!」

?「!?」

ドアが勝手に開いた!?って、そんな訳無いね。

?「わっ!ごめん!大丈夫!?」

凜「あ、はい。平気で…す?」

?「あれ?君、今日の…。」

凜「あぁ!奥山 奏!…さん。」

思い出した!この人、トコカフェの人だ!

奏「えっと、凜ちゃん!だよね?」

凜「あ、はい!」

奏「だよね!それより、名前呼びでいいし、タメ口でいいよー!」

凜「あ、う、うん。」

奏「凜ちゃん、なんでここにいるんの?」

やっぱり不思議だよね。

9時くらいに1人でいるのは…。

奏「?まぁ、いいたくないならいいけどさぁ。」

何も言わない私を気遣ってか、話をやめた。

プルルルルルッ!

凜「えっ。」

あ、私の携帯か…。

春だ。

ピッ!

凜「もし」

春「もしもし!凜?」

凜「え?うん。」

春「どこにいるのー!?」

凜「え?」

その後、春が来た。

それで、質問ぜめされた…。

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