年上の君へ
そうだ、この前美憂ちゃんに話しかけられたんだよねー
その内容は私にとっては結構キツめ。
『なつちゃぁん!』
って話しかけられたから『何?』って答えたね
『わたしぃ遠藤先生がぁ好きなんだけどぉ』
そんなのは知っていた。
この学級の女子ほぼが遠藤先生のこと好きなんじゃないかな?
『だからさぁ、なつちゃんにもぉ美憂の恋手伝ってほしいのぉ』
私は正直嫌だった。
無理だけどこの恋は邪魔してほしくなかったから。
でも、私はね…
『うん、いいよ。』
って答えちゃったの。
本当にだめでしょ?弱いでしょ?
『やったっ!ありがとぉなつちゃんだぁいすきぃ』
だって叶わない恋なんだし、いっそのことこうした方が楽なのかもしれないからね。