君に、会いたい
「桜、帰るから。知らせてくれてありがと。」
兄がひょこっと、お店とリビングの間にある扉から顔を出した。
「全然いいよ、お仕事お疲れ様。」
ゴロゴロしていたソファーから立ち上がって、扉に向かった。
「明日、結婚式だよな?ひまりちゃんの。会場どこ?」
突然言われたので、ビックリした。
明日は、小学校から仲良し4人組の1人、大好きなひまりの結婚式。
「え?新しくリニューアルしたところだよ?オープンガーデンのところ」
「明日、その隣のレストランでご飯食べようかと思って。稜と史歩と。乗せて行こうか?時間どうせ昼からだろ?」
史歩(しほ)さんは、兄の彼女だ。兄の3つ下で、大学の後輩だった史歩さん。付き合って、7年になる。
「えー!助かるー!あまり歩かなくて済む!」
ヒールは苦手だ。これは助かったな。
「じゃあ、10時に!」
「わかった」
明らかに助かった感が出てたのか、兄はフッと笑った。
兄と稜さんが帰って行くのを、扉から覗く様に見た。スッピンだから、手で顔を隠しながら。
兄がじゃあな!と手を挙げて、目が合った稜さんは、ふんわりと優しい笑顔で笑った。
それを見て、軽く会釈をした。
兄がひょこっと、お店とリビングの間にある扉から顔を出した。
「全然いいよ、お仕事お疲れ様。」
ゴロゴロしていたソファーから立ち上がって、扉に向かった。
「明日、結婚式だよな?ひまりちゃんの。会場どこ?」
突然言われたので、ビックリした。
明日は、小学校から仲良し4人組の1人、大好きなひまりの結婚式。
「え?新しくリニューアルしたところだよ?オープンガーデンのところ」
「明日、その隣のレストランでご飯食べようかと思って。稜と史歩と。乗せて行こうか?時間どうせ昼からだろ?」
史歩(しほ)さんは、兄の彼女だ。兄の3つ下で、大学の後輩だった史歩さん。付き合って、7年になる。
「えー!助かるー!あまり歩かなくて済む!」
ヒールは苦手だ。これは助かったな。
「じゃあ、10時に!」
「わかった」
明らかに助かった感が出てたのか、兄はフッと笑った。
兄と稜さんが帰って行くのを、扉から覗く様に見た。スッピンだから、手で顔を隠しながら。
兄がじゃあな!と手を挙げて、目が合った稜さんは、ふんわりと優しい笑顔で笑った。
それを見て、軽く会釈をした。