君に、会いたい
「私、部屋行くね。おやすみ」
父と母に声を掛けて、2階に上がった。


なんとなく、高校時代のアルバムを広げた。



卒業式の写真。


思い出に浸りながら、みんなに会えるかな?なんて思いながら、一人一人の顔をなぞる様に見た。





「あ、」
声と同時に、アルバムを閉じた。





「来るかな…アメリカから」




もう友達なんだから。

寝る前に思い出すとか…
モヤっとしちゃったな






ベッドに横になって目を閉じた。



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