クリスマスのお話


その2

桜×瀬名



「瀬名ちゃん瀬名ちゃん瀬名ちゃん!!」


「どうしたのよ」


「えへへへ、見て見て〜!」


「あら、綺麗な指輪。どうしたの?」


「豹くんからもらったの〜!」


「ふーん(氷月さんからねぇ……って左?)」


「ついでに結婚してくれるって!」


「………」


「瀬名ちゃん?」


「……あんた、結婚するの?」


「うん!(豹くんがそう言ってくれたもんっ)」


「そう、なの…(ついでってところは見逃すべきなのかしら)」


「結婚式には瀬名ちゃんも呼ぶから来てね!あ、豹くんだ!!(わーいっ)」


「あ、桜!って行っちゃった…おめでとう言い忘れたのに……(それにしても桜と結婚しようなんて、氷月さんほんと面倒見いいわ…)」


桜が突進して行ってそれを豹が抱きとめるところを見てますますそう思う瀬名です


「桜、」


「なぁに?」


「せめてもう少しスピードを考えて来てくれ」


「!!(それってまた抱きついてもいいってことだよね?)」


「(さすがにエルボーは痛かったからな…)」


「ふふっ、はーい!」


「(…ほんとにわかってるだろうか)」







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