クリスマスのお話



だってだって豹くんかっこよかったし!今も断然かっこいいけど!それに密かにモテてるし一発でKOされても仕方ないと思う!


最初はそんな感じだったけど、それからずっと、ずーっと好きで好きで、名前だって豹くんって呼ぶのに時間がかかって、しかもしかも一緒に帰ったりごはんしたり泊まったりももっと時間かかって。


そして豹くんと…きゃ!なこともして。豹くんとたくさんの時間を過ごしてきたけどその間豹くんは全然変わってない優しくてわたしを見てくれる豹くんだもん。


明確な言葉はもらっていなくてもわたしのことを見ててくれる豹くんの特別だってわかってるから。不安になんて全然ならないよ。



「まぁ、桜がそれならいいんだけどね」


「うん。むしろ良すぎて幸せだよーっ」



ふにゃりと頰を緩めれば瀬名ちゃんは呆れたように、でも安心したように苦笑した。



「それよりね!」



きゃっきゃと明日の予定についてあれこれと話すわたしを瀬名ちゃんは仕方なさそうに相手をしてくれた。






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