想いはトクベツよ!
貴樹にもすべて話すことによって、喜んでもらうことができた。
そして、外国にいったと思われたナスノもじつは山にこもって陶芸にうちこんでいたことがわかり、2人はほっとした。
これでやっと2人の本当の夫婦生活が始まったと思われた矢先・・・司の実家から緊急の連絡が入った。
「えっ!父さんが?」
司の父、高井広志が何者かに誘拐されたと連絡があった。
広志の妻であり、司の母は剛が亡くなる2年前に他界していた。
電話をしてきたのは司のもう一人の兄の要からであった。
「要さんって?いちばん上のお兄さん?」
「うん。ちょっと小うるさいんだけど・・・いや、弁護士だし、口はたつし、とにかくうるさいから実業家向きじゃないんだ。
化学者にも向いてないな。
剛は1つ違いだったけど、要は3つ上の兄貴でマイペースなやつさ。
だから長男なのに家を継がなかったんだ。
困ったヤツだろう?
しかもまだ独身だ。」
「私まだお会いしてないよね。」
「うん。でも会うことはないだろうな。
兄貴は女に興味はないって言ってるし。
でも嘘だよ。きっとふられた相手のトラウマっぽい理由だろうな。
すごく文句言ってたから。
もし、会うことがあってもそこに触れないようにしてくれよな。」
「わ、わかりました。」
そして、外国にいったと思われたナスノもじつは山にこもって陶芸にうちこんでいたことがわかり、2人はほっとした。
これでやっと2人の本当の夫婦生活が始まったと思われた矢先・・・司の実家から緊急の連絡が入った。
「えっ!父さんが?」
司の父、高井広志が何者かに誘拐されたと連絡があった。
広志の妻であり、司の母は剛が亡くなる2年前に他界していた。
電話をしてきたのは司のもう一人の兄の要からであった。
「要さんって?いちばん上のお兄さん?」
「うん。ちょっと小うるさいんだけど・・・いや、弁護士だし、口はたつし、とにかくうるさいから実業家向きじゃないんだ。
化学者にも向いてないな。
剛は1つ違いだったけど、要は3つ上の兄貴でマイペースなやつさ。
だから長男なのに家を継がなかったんだ。
困ったヤツだろう?
しかもまだ独身だ。」
「私まだお会いしてないよね。」
「うん。でも会うことはないだろうな。
兄貴は女に興味はないって言ってるし。
でも嘘だよ。きっとふられた相手のトラウマっぽい理由だろうな。
すごく文句言ってたから。
もし、会うことがあってもそこに触れないようにしてくれよな。」
「わ、わかりました。」