お兄ちゃんと妹。
最期
(兄視点)
「伊月、おきろ!変な真似はー」
「誰にむかって口を聞いている。」
いつ、き?なんだよな?でも、明らかに、口調、声色、雰囲気が違う。
「伊月、どうした?」
「五月蝿い。我は伊月ではない。破壊神、ギルドだ。」
破壊神?何言ってんだ。伊月、壊れた?
「伊月、ちゃんと、話を聞け。ふざけるのはやめな。」
「だから、言っているだろう。ギルドだ。」
「伊月!!」
「お兄ちゃん。」
「い、伊月、さっきから、おかしいぞ?」
「『ごめんなさい。』・・・伊月ならそう言っただろう。」
本当に伊月じゃないのか?確かに、化け物とか、言っていたが、受け流していた。
だって、この世に『化け物』なんて、存在するわけがない。
「私も、出来ることならギルドだった記憶を思い出したくなかった。」
ギルドって、そもそもなんだ?
破壊神とか、アニメの話じゃないのか?
「破壊神ギルドとは何か、考えているだろう?」
え、何でわかった?心が読めるのか?
まぁ、このバカみたいな世界、いつ終わってもおかしくない。
パラレルワールドとか、なんとか、非科学的なものが存在しても、おかしくないのかもしれない。
そもそも、人間の価値観がどうかしているのかもしれない。
破壊神ということは、この家、いや、もっと大規模なはず・・・
「流石お兄ちゃん。分析が速いな。でも、残念。不正解。我は、ヒトの一部を殺すのだ。例えば、感情、自由、死、生。なくなっては困るものよ。」
「や、やめー」
「すまんな。これも仕事なのだ。記憶をなくした状態で、殺す人間の近くにつき、一番なくなっては困るものを殺す。」
何でそんなことを、なぜ、俺に。
「それは、強欲に生きてしまったヒト、生き物への罰だ。」
「?なんのことー」
「お前、自分がしたこともわからんのか。お前、妹を奴隷にするつもりだったな?優しくして、自分の支配下におく。そして、彼女がいるのに、さんざん遊んだだろう?自分に酔って、強欲になったのだ。」
五月蝿い。良いじゃないか。
「『ごめんね。お兄ちゃん。』」
「伊月、おきろ!変な真似はー」
「誰にむかって口を聞いている。」
いつ、き?なんだよな?でも、明らかに、口調、声色、雰囲気が違う。
「伊月、どうした?」
「五月蝿い。我は伊月ではない。破壊神、ギルドだ。」
破壊神?何言ってんだ。伊月、壊れた?
「伊月、ちゃんと、話を聞け。ふざけるのはやめな。」
「だから、言っているだろう。ギルドだ。」
「伊月!!」
「お兄ちゃん。」
「い、伊月、さっきから、おかしいぞ?」
「『ごめんなさい。』・・・伊月ならそう言っただろう。」
本当に伊月じゃないのか?確かに、化け物とか、言っていたが、受け流していた。
だって、この世に『化け物』なんて、存在するわけがない。
「私も、出来ることならギルドだった記憶を思い出したくなかった。」
ギルドって、そもそもなんだ?
破壊神とか、アニメの話じゃないのか?
「破壊神ギルドとは何か、考えているだろう?」
え、何でわかった?心が読めるのか?
まぁ、このバカみたいな世界、いつ終わってもおかしくない。
パラレルワールドとか、なんとか、非科学的なものが存在しても、おかしくないのかもしれない。
そもそも、人間の価値観がどうかしているのかもしれない。
破壊神ということは、この家、いや、もっと大規模なはず・・・
「流石お兄ちゃん。分析が速いな。でも、残念。不正解。我は、ヒトの一部を殺すのだ。例えば、感情、自由、死、生。なくなっては困るものよ。」
「や、やめー」
「すまんな。これも仕事なのだ。記憶をなくした状態で、殺す人間の近くにつき、一番なくなっては困るものを殺す。」
何でそんなことを、なぜ、俺に。
「それは、強欲に生きてしまったヒト、生き物への罰だ。」
「?なんのことー」
「お前、自分がしたこともわからんのか。お前、妹を奴隷にするつもりだったな?優しくして、自分の支配下におく。そして、彼女がいるのに、さんざん遊んだだろう?自分に酔って、強欲になったのだ。」
五月蝿い。良いじゃないか。
「『ごめんね。お兄ちゃん。』」