お兄ちゃんと妹。

お兄ちゃん

「おはよう。お兄ちゃん。」
そう言って、私の朝は始まる。お兄ちゃんは東大生で、如月俊介っていうカッコいい名前がある。私は伊月。
「おはよう。伊月。」
・・・はぁぁぁ…ありがとうございますぅぅぅ!!!お兄ちゃん大好きぃぃ!!!
「伊月。」
何？
「学校、上手いこといってるのか？」
「え…」
学校かぁ。大嫌いだ。お兄ちゃんがいない世界なんて
「大嫌い。」
お兄ちゃんは、私の事を心配してくれている。それは、とっても嬉しい。
お兄ちゃんは、少し微笑んで、大学へ行った。

突然始まってビックリかい？紹介しよう‼
私には、親がいない。捨てられていたそうだ。そこを､お兄ちゃんが見つけてくれた。
お兄ちゃんの親は私を受け入れてくれた。

そして、ここは豪邸。そう、お金持ちの家なんだ。社長の息子、お兄ちゃんは、容姿端麗、成績優秀。社長の息子にふさわしい格好だった。それに比べて、私は、変な子供だ。化け物なのだ。
変な力を持っている私は、気味悪がれた。
それを救ったのは、お兄ちゃん。ヒーローなんだ。だから私はお兄ちゃんを虐める生き物を許さない。
実は、一人殺した。お兄ちゃんが中学の時、小学生の私は、お兄ちゃんを虐める男子を殺した。ちゃんと言うと、消した が近いかな。行方不明で世の中にはしれわたった。
まぁ、事実を知る人がいないだけだけど。

お兄ちゃんは、私の全てだ。

「学校かぁ。行くかな。」

鞄を持ってドアを開け、私は、学校へ向かった。


「この前行った期末テストを返します。赤点は居残りですから。・・・ちなみに、今回も100だったのは如月さんです。」

すごーい 。 あいつ、また100だな。 100しかとってねぇよ。 先生とできてるとか。
嘘、そこまで！？ でも、本当に実力だったらすごいよな。 あ、でもほら、あの子変だし。 超能力者っていうの？あの子と関わらない方が良いんじゃない？ あいつと関わったやつ、中学の時、行方不明になったし。

ー正直どうでも良い。こんな紙切れで人間ができているとしたら、化け物の私はヒトになれるの？・・・お兄ちゃんだけだよ。

お兄ちゃん大好き。