蘭蝶
目を伏せた私に


隼人「そうか…。」


「…うん」


隼人「…お前、一人で片付けるって言ったんだろ?」


「うん」


隼人「…はぁ。伶が怒るのも無理ないけどなぁ」


「…私、伶に向かって足で纏いだって言った…。

ホントはそんな事思ってなかったのに…!!」


隼人「美玲…」


「ねぇ…隼人…。どうすればいい?伶はどうしたら許してくれる…?」


だって伶を明日の戦いに連れていけば…伶はきっと自分を保てなくなる


隼人「…。正直に話せばいいんじゃないか?」


「……出来ない…出来ないよぉ…」


ボロボロ流れてくる涙


隼人は優しく頭を撫でてくれた


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