蘭蝶
チュンチュン


「んー…」


外から小鳥のさえずりが聞こえて来る


カーテンが開いてるから光も差し込んでいた


「……何時…」


枕元においてあった携帯の表示を見ると8:50…。



湊が来るって言ってた時間は…9:00



「や、やばい」



全部の支度終わらせようと思ってたのに!!



「みーれい!」


ガラガラと音をたてて開いた扉


「み、湊?!」


え?まだ、10分ぐらい前だよね?


てか私、ね、寝起き…


顔も洗ってないのに〜!


「どした?百面相して」


「なっ、してないっ!」


「はは、どうせ。さっき起きたんだろ?」


「うっ」

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