蘭蝶

この病室自体に私の私物は少ないんだけど…誰からかなのかはわからないお見舞い品が沢山積まれていて…。


皆に聞いても教えてくれないし…


でも、伶がそのうちわかるって言ってたからわかるんだろうけど…


それにしても…


「多い…！」


「しょうがねぇだろ」


湊のそんな言葉に一括され渋々沢山の物を詰めた


しばらくバックに詰めてやっと


「お、終ったぁ…！」


「美玲、これから寄る場所あるから。」


「え？うん」


寄る場所ってどこだろ？てっきりこのまま家に帰るんだと思ってたから湊の言葉に疑問を持ったけど行けばわかるよねって自己完結させた


「美玲？なにぼーっとしてんだよ？行くぞ」