蘭蝶
7章

*わだかまりが溶けるとき

退院してから3日経ったある日



「美玲、明日から学校行くんだろ?」



唐突に伶が聞いてきた



「…うん」



はぁ…学校かぁ…またイジメられんだろうなぁ



面倒くさい…



「どうした?」



私の少しの変化に気付いたのか私と伶と一緒に居た湊が私に聞く



「なんもない」



「そーか?」



まだ疑ってる様子だったけど湊はそれ以上は聞いてこなかった



「…うん」



そしてやってきた学校に行く日



「はぁ…」



憂鬱だ…



そんな事を思いながら教室に続く道を歩く



教室の前に着いて深呼吸してから教室の扉を開けた



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