蘭蝶
「っっっ」


なんとも言えない激痛が私を襲う


私、今何された??


奈々「ハハいいきみよ」


そう言った奈々の手に握られていたのはカッター。


そのカッターには、血がついていた。


私の血が…。


奈々「言っておくけど、まだこんなの序の口よ?」


一体私は何をしたというのだろう。


そんな疑問を持ちながら去っていく奈々の背中を見つめる。


奈々によって傷つけられた腕をみると


ドクドク


チガナガレテイク


あまりにも流血する血をみてだんだんクラクラしてきた。


意識も絶え絶えの中、伶の声が聞こえた気がしたーー

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