蘭蝶
止血された美玲の腕を見て稔は一言


稔「かなり深いな」


「……縫うのか?」


稔「…ああ」


自分でも苦い顔をしたのが分かった。


美玲だって女の子なんだぞ?


それなのに…。


そう思いながら俺はもう一人の人物に電話を掛けた


PULL

プチッ


?「伶?」


「ああ。美玲が怪我した。

理事長室いる」


俺が言い終えると同時に電話が切れた


美玲だって起きた時アイツが居てくれた方が嬉しいだろ。


まぁ、美玲は自分の気持ちに気づいてないみたいだけどな


……俺もそろそろ美玲離れしなくちゃな。

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