蘭蝶
美玲side


左腕が、熱くて痛い


「…ん」


伶「美玲!」


「伶…?」


湊「……良かった」


「え?湊?学校は?」


そこには、湊がいた。


湊は、私達とは、違う学校に通ってるから、本来ならここには、居ないはず


湊「伶から連絡貰ったんだ」


伶を見るとニコッって交換音が付きそうなくらいのスマイルが返された


湊「……誰にやられたんだよ」


「えっと……転けただけ」


湊「嘘つくなよ。

その傷明らかに刺し傷だろうが」


「あ…」


ヤバっ、忘れてた


湊「……誰だ?」


今までに聞いた事ないくらいの低い声


「え、えっと…」
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