蘭蝶
しばらくバイクに揺られていた


湊「……着いた」


湊の背中に顔を埋めていた私は顔をあげ湊が連れてきてくれた場所を見た


「綺麗…」


私の目に映ったのは夕日に、照らされた海だった


湊「だろ?」


「うん、でも、どうして…?」


湊「美玲をここに連れて来たかったんだよ」


「なっ、あ、ありがとう?」


湊「なんで疑問系なんだよ笑」


笑った湊の顔が夕日で照らされていていつもより格好良く見える


ボーッとしていると


湊「どうしたんだ?」

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