光と雪
まだ冬の冷たくて鋭い風が暖かい部屋の中に侵入する。
「あ…、寒い?」
「…平気」
いきなり静かになった僕を不審に思ったのか。
「雪…斗…?」
僕は窓に移る自分を見て固っていた。
どうしようもなく自分の姿が醜くて…
日焼けを知らない白い肌だって
色素が薄い茶色がかった髪だって…
病弱で細い身体も………
あの憎い両親から生まれたのだから…
醜いと感じるのは当たり前。
僕は…どうしようもなく、醜い。
自分の体が…
キモチワルイ………