光と雪




「雪斗?顔色悪いよ?やっぱ寒かった…?」







窓を急いで閉めて僕に駆け寄った。








「寒かったなら言えばよかったのに…ごめんね?」







違う…







逸らすように目を伏せた。





光里が謝ることはない。







光里が悪かったんじゃないし。








「…ひか…り……」







「…?」







早く






「…カー…テン…」






醜い僕の姿を…








「閉め…て…」







消してくれ…







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