『 』
で、同居するって言う話しを同居人がペラペラと話したせいで学校中に知られて、厄介なことにソイツと同じクラスだし。その1郡と2郡の人達にあたしが目を付けられたのだ。結果、冒頭に戻るわけなのだが。
「よ、終わったか?あ、1・2郡の子は帰ったから普段通りでいいから」
「じゃ、お言葉に甘えて。先帰ってってメールしたよね」
「いーんだよ。オレがしたいようにする」
「…とか言いながらホントは家の鍵を忘れただけなんじゃないの?」
「それもある」
「素直にそう言えや」
「何怒ってんの?」
「こっちが素だけど」
「学校で猫被ってんのやめたら?」
「これ以上の面倒事は勘弁。てか、暗黙のルール知ってるでしょ」
「へいへい。で、掃除してたんだよね。言ってくれれば、手伝ってやったのに」
「何、知ってたの?」
「ドアからこっそり見てた」
「見てたんなら来ればいーじゃん」
「…アイツらに囲まれてた」
「アイツらって、1郡の子?てか、ドアから見てたんなら普通に、手伝いに来ない?同居人さんよ」
「そ、1郡の子。悪かったよ」
「心がこもってないし」
「俺は、心做しか」
「基本アンタ心做しじゃん」
「俺、人間なんだけど」
「そうだね」
「人間って心あるよ」
「ない人っているよ」
「それは、君のこと?」
「さーね。さて、帰るよ」
「おぅ」
そう言って2人して教室を後にした。
そう、この男…三津屋翔太が、あたしの同居人。この男はムダに顔が整ってており、所謂イケメンと呼ばれる類いで、その1郡と2郡とよく一緒にいる。本人曰く『ただ楽しいから一緒にいるだけで友達かどうか分からない』だそうだ。
「よ、終わったか?あ、1・2郡の子は帰ったから普段通りでいいから」
「じゃ、お言葉に甘えて。先帰ってってメールしたよね」
「いーんだよ。オレがしたいようにする」
「…とか言いながらホントは家の鍵を忘れただけなんじゃないの?」
「それもある」
「素直にそう言えや」
「何怒ってんの?」
「こっちが素だけど」
「学校で猫被ってんのやめたら?」
「これ以上の面倒事は勘弁。てか、暗黙のルール知ってるでしょ」
「へいへい。で、掃除してたんだよね。言ってくれれば、手伝ってやったのに」
「何、知ってたの?」
「ドアからこっそり見てた」
「見てたんなら来ればいーじゃん」
「…アイツらに囲まれてた」
「アイツらって、1郡の子?てか、ドアから見てたんなら普通に、手伝いに来ない?同居人さんよ」
「そ、1郡の子。悪かったよ」
「心がこもってないし」
「俺は、心做しか」
「基本アンタ心做しじゃん」
「俺、人間なんだけど」
「そうだね」
「人間って心あるよ」
「ない人っているよ」
「それは、君のこと?」
「さーね。さて、帰るよ」
「おぅ」
そう言って2人して教室を後にした。
そう、この男…三津屋翔太が、あたしの同居人。この男はムダに顔が整ってており、所謂イケメンと呼ばれる類いで、その1郡と2郡とよく一緒にいる。本人曰く『ただ楽しいから一緒にいるだけで友達かどうか分からない』だそうだ。