『 』
あたし達の生活費…電気代やガス、食費代はあたしの父親と翔太の父親が交互に渡してくれている。
翔太の部屋に近づくと怒鳴り声が聞こえた。
「はぁ!!!俺を置いてったアンタに会わねぇって言ってんだろ!!!もう電話かけくんな」
それだけ言うと、声が聞こえなくなったもののあたしはビクビクしていた。同居するようになって1回も翔太の怒鳴り声なんか聞いたこともなかったから。あたしは、ドアの前に立ったままに何も出来なくなってしまった。
しばらくすると、ガチャという音が聞こえて我に返った。
「美樹ちゃん?」
「うん」
「いやいや、うんじゃなくて」
「うん」
「美樹ちゃん」
「あ、いや。翔太…ご、ご飯」
「どうした?」
「な、なんもないよ」
あたしの精一杯の強がりだったが翔太は。
「なんもないわけないだろ。どうした?」
あたしは言い逃れ出来ないと悟り
「翔太が怒鳴ってて、怖くなって」
「あー、聞いてたか。悪ぃな、怖い思いさせて。理由はご飯の時話すから」
「うん」
そんな会話をしていたらいつの間にかホッとしていた。
「あ、ホントにカレーだ」
「だって、翔太食いたいって」
「俺、美樹ちゃんのカレー好き」
「どストレートだな〜。翔太こそ、学校と家とじゃ違うじゃん」
「家でも学校みたいな態度だったら俺も美樹ちゃんも疲れるから」
「そうだったんだ」
「でね、さっきの怒鳴ったのなんだけど母親からで」
「うん」
「俺が小さい時、他の男が出来てさ」
翔太の部屋に近づくと怒鳴り声が聞こえた。
「はぁ!!!俺を置いてったアンタに会わねぇって言ってんだろ!!!もう電話かけくんな」
それだけ言うと、声が聞こえなくなったもののあたしはビクビクしていた。同居するようになって1回も翔太の怒鳴り声なんか聞いたこともなかったから。あたしは、ドアの前に立ったままに何も出来なくなってしまった。
しばらくすると、ガチャという音が聞こえて我に返った。
「美樹ちゃん?」
「うん」
「いやいや、うんじゃなくて」
「うん」
「美樹ちゃん」
「あ、いや。翔太…ご、ご飯」
「どうした?」
「な、なんもないよ」
あたしの精一杯の強がりだったが翔太は。
「なんもないわけないだろ。どうした?」
あたしは言い逃れ出来ないと悟り
「翔太が怒鳴ってて、怖くなって」
「あー、聞いてたか。悪ぃな、怖い思いさせて。理由はご飯の時話すから」
「うん」
そんな会話をしていたらいつの間にかホッとしていた。
「あ、ホントにカレーだ」
「だって、翔太食いたいって」
「俺、美樹ちゃんのカレー好き」
「どストレートだな〜。翔太こそ、学校と家とじゃ違うじゃん」
「家でも学校みたいな態度だったら俺も美樹ちゃんも疲れるから」
「そうだったんだ」
「でね、さっきの怒鳴ったのなんだけど母親からで」
「うん」
「俺が小さい時、他の男が出来てさ」