光輝く可憐な夜桜
強制、生徒会
無事入学式が終わり、先生に言われたところの寮に入ると、私は気付いてしまった。ここには生徒会の人たちしかいないということに。
「生徒会の人たちしかいない!? 何で?」
と、混乱していると綺麗な女の人が声を掛けてくる。
「大丈夫? 落ち着いて。私は木下かえで。生徒会書記。」
私がかえでさんの美しさにうっとりしていると、どんな時でも冷静な生徒会長が驚く言葉を発した。
「俺の名は水石龍矢だ。お前には生徒会に入ってもらう。迷惑がかからないようにしろよ。」
「……ん? ………え~!?
私は生徒会なんかに入らない!」
生徒会長は呆れたように溜め息をついた。
「お前に拒否権は無い。」
すると、副生徒会長が
「俺の名前は火乃宮隼斗。副生徒会長で~す!!」
私はこの人KY? と思っていると、寮の入口の戸が開いた。

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