この空の下で
久しく、"恋"という感覚を覚えていない。彼が居たのは中学2年の時。
その時の彼に酷い振られ方をしたのが未だに傷なのか、それともただ単に
恋愛不適合者なのか、もう分からないレベルまで来ている気がしてる。
こうしてドラマやマンガ、小説で擬似体験することはあっても実際に現実で感じることは少なくともここ数年はない。
寂しくないの?
って、誰かは言う。
答えは 分からない。
寂しいは、寂しい。
けど恋人が欲しくて欲しくてたまらない!!!!
っていう寂しさとは違うと言い切れる。
寂しいより、虚しい。
虚しいより、苦しい。
伊織「こじらせてるなぁ……」
自覚は、あるのです。