この空の下で

伊織「ほんっと、二人仲良しですね!!」

いーっと、威嚇するように言うと
背の高い店長から携帯を奪おうと必死な真央さんと、それを楽しみながらフラフラと頭上で携帯をぶら下げる店長がわたしを見る。

真央「伊織……なんて不憫な子……」

小山内「あぁ…、吉木…ごめんな…」

伊織「うっ、うるさいうるさい僻んでない!」

「「僻んでたんだね………」」

う、墓穴……。
おんなじ顔してわたしを憐れんで…!!

伊織「店内清掃してきます!!」

真央「ああっ、わたしも行くよーー」

こんな感じで私の一日は始まる。
今ままでも、これからも、きっと
変わらないんだと思ってた。
そう、思ってたの。

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