私の彼氏は超肉食系
「あーあ。どうしちゃったんだ。テイク16いけるかい。それとも休憩挟んだほうがいいのかな?」
さっきからNGが連発しだした。
ドラマの撮影では1度NGが起きると何度も連発するというのは良く聞く話。
だが監督さんが言うには、同僚の医師を演じる俳優さんがここまで連発したことを見たことはないらしい。
そう私がNGを連発させているわけではなく。
もう中堅の領域に入りつつある彼が私の笑顔を見た瞬間に真っ赤になってしまってセリフが出てこないらしい。
これはイチユリストと同じ反応だ。
目の前でガックリと項垂れる彼に『イチユリストですか?』とも聞けない。
どうしたら、いいのだろう。
「・・・すまない。」
ようやく、顔の火照りが治まった彼が私に対して謝る。
「大丈夫ですよ。お気になさらずに私も沢山NG出しましたし。」
そう言って彼に微笑み返す。
・・・しまった。
先ほどのシーンと同じ微笑になったらしく。
彼が再び真っ赤になる。
「あ、あのう。笑顔の種類を変えてみましょうか。私を撮っているカメラはNG分を使ってもらえばいいじゃないでしょうか?」
さっきからNGが連発しだした。
ドラマの撮影では1度NGが起きると何度も連発するというのは良く聞く話。
だが監督さんが言うには、同僚の医師を演じる俳優さんがここまで連発したことを見たことはないらしい。
そう私がNGを連発させているわけではなく。
もう中堅の領域に入りつつある彼が私の笑顔を見た瞬間に真っ赤になってしまってセリフが出てこないらしい。
これはイチユリストと同じ反応だ。
目の前でガックリと項垂れる彼に『イチユリストですか?』とも聞けない。
どうしたら、いいのだろう。
「・・・すまない。」
ようやく、顔の火照りが治まった彼が私に対して謝る。
「大丈夫ですよ。お気になさらずに私も沢山NG出しましたし。」
そう言って彼に微笑み返す。
・・・しまった。
先ほどのシーンと同じ微笑になったらしく。
彼が再び真っ赤になる。
「あ、あのう。笑顔の種類を変えてみましょうか。私を撮っているカメラはNG分を使ってもらえばいいじゃないでしょうか?」