私の彼氏は超肉食系
シネシネシネ死ね。


     ☆

「おおっと。間に合った。」

和重の声が聞こえる。

これは和重の指だ。

和重の指が私の口に押し入ってくる。


夢でも見ていたのだろうか。


顎の力を抜くと和重の唇が優しく重なる。



そして私を抱き締めてくれる。暖かーい。



「今、彼女は何をしたの?」

遠くで優しいお母さんの声がする気がする。

「見てわかりませんか? 彼女はたった今自殺を図ろうとしたのですよ。貴女の言葉に追い込まれてね。」

「そんな・・・だって・・・。」

お母さんと和重が喋っているみたい。

何を言っているのだろうか?
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