私の彼氏は超肉食系
どうしても『中田』さん相手には、あきえちゃんの話題が中心となってしまう。

しかも反応が良かったりするもんだから、ついついやり過ぎてしまったみたい。

ちょっとからかい過ぎだよね。

年下の友人としてどうなんだよってレベルである。

「あっ、嫌じゃないんだ。というか、彼女の話題で盛り上がれる友人を持てて幸せだよ。」

「じゃあ、もっと頑張りますね。」

「・・・・・・酷いなあ。また、からかわれたよね。」

またしても、頬がピクピクしてしまったようである。困ったもんだ。

     ☆

「えっ。何、これ?」

私の控え室の扉を開くと中は酷いものだった。

まさにしっちゃかめっちゃか。

ハンドバックの中身は机に放り出されている。

引き出しや扉も開け放たれているし、ゴミ箱の中身まで散乱していた。

「待って入っちゃだめだ。空き巣だよ警察にきて貰おう。」

私が中に入ろうとすると『中田』さんが引き止める。
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