私の彼氏は超肉食系
そして自分も食卓につくと食卓で下を向いていた隣の席の『マキ』さんが顔をあげる。

不安なんだろう私のエプロンの端っこを捕まえている。

「『マキ』さんもよかったら、おかわりもしてね。では、いただきます!」

「「「「「いただきます!」」」」」

皆が声を揃えてくれる。

気持ちがいい。

「おいしい! 『れいな』お姉さま。美味しいです。」

あきえちゃんはジャンボフランスパンの真ん中の柔らかい部分を大胆にちぎって、シチューにつけて食べている。

隣の『中田』さんは周囲の固い部分をちぎってそのまま口に運ぶ。

口の中を切らなきゃいいけど。

かなり固いのよね。

あの部分。
< 263 / 307 >

この作品をシェア

pagetop