私の彼氏は超肉食系
「『れいな』さん。ソフトバターあったよね。貰ってもいい?」
『中田』さんたちがここに来るようになって1年以上、もう冷蔵庫に何があるかは全てバレている。
「『雅美』さん! せっかくお姉さまが作ってくださったシチューも食べましょうよ。」
少しマナーにうるさい、あきえちゃんが指摘する。
「あっ、そっか。そうだよね。」
最近ますます、あきえちゃんに弱くなっている『中田』さんが頭をかきかき立ち上がりかけた身体を元に戻す。
「いいのよ別に。ソフトバターでもジャムでも蜂蜜でもエクストラバージンオイルでもケチャップでもマヨネーズでも明太子でも好きに乗せてたべて。」
これらは勝手知ったる人の家とばかりに『中田』さんが探し出して勝手にパンにつけて食べた品。
まあこれくらいなら構わない。
5000円以上した秘蔵のバルサミコ酢を使われたときにはキレそうになったけどね。
「は・は・は、ビーフシチューなのに明太子は乗せないって。『れいな』さん。」
「『マキ』さん。どうかな。なかなかの出来だと思うのだけど。」
隣の席の『マキ』さんに聞いてみる。
食事を作った人間が聞くなんて一番のマナー違反だがそこは許してもらおう。
「うん。美味しいわ。」
食事が進むに連れ、緊張が解れてきたのか普通に喋っている。
『中田』さんたちがここに来るようになって1年以上、もう冷蔵庫に何があるかは全てバレている。
「『雅美』さん! せっかくお姉さまが作ってくださったシチューも食べましょうよ。」
少しマナーにうるさい、あきえちゃんが指摘する。
「あっ、そっか。そうだよね。」
最近ますます、あきえちゃんに弱くなっている『中田』さんが頭をかきかき立ち上がりかけた身体を元に戻す。
「いいのよ別に。ソフトバターでもジャムでも蜂蜜でもエクストラバージンオイルでもケチャップでもマヨネーズでも明太子でも好きに乗せてたべて。」
これらは勝手知ったる人の家とばかりに『中田』さんが探し出して勝手にパンにつけて食べた品。
まあこれくらいなら構わない。
5000円以上した秘蔵のバルサミコ酢を使われたときにはキレそうになったけどね。
「は・は・は、ビーフシチューなのに明太子は乗せないって。『れいな』さん。」
「『マキ』さん。どうかな。なかなかの出来だと思うのだけど。」
隣の席の『マキ』さんに聞いてみる。
食事を作った人間が聞くなんて一番のマナー違反だがそこは許してもらおう。
「うん。美味しいわ。」
食事が進むに連れ、緊張が解れてきたのか普通に喋っている。