私の彼氏は超肉食系
伸吾さんがエレベーターに乗り込み、エレベーターが下りていく音がする。
そして彼の父親が歩いていく音が聞こえ、何処かの扉の前で止まったらしい。
彼が泊まっているスイートルームとは反対方向みたい。
カードキーを差し込んだのだろう若干の間があって、扉が開く音に続いて扉が閉まる音が響いた。
レストルームから出ると北側のエレベーターに再び向かう。
確か、この辺りだよね。
彼の父親が止まったところは。
スペシャルスイートの略だろうか『SS』と書かれたこの部屋の周辺に他に扉は見当たらない。
彼が泊まったスイートよりも更に上を行く部屋らしい。
そのまま北側のエレベーターを使い、地下に降り立つと彼の母親に電話を掛ける。
「すみません。このまま待っているよりも帝都ホテルの喫茶ルームに行ってみたいのですが、よろしいでしょうか?」
確実に伸吾さんと会わないようにしておきたい。
できれば彼の父親とも。
これ以上、彼の秘密を知りたくない。
さっきのニアミスがドキドキモノだったから、少しでも別の場所で心を落ち着けたいのが本音である。
そして彼の父親が歩いていく音が聞こえ、何処かの扉の前で止まったらしい。
彼が泊まっているスイートルームとは反対方向みたい。
カードキーを差し込んだのだろう若干の間があって、扉が開く音に続いて扉が閉まる音が響いた。
レストルームから出ると北側のエレベーターに再び向かう。
確か、この辺りだよね。
彼の父親が止まったところは。
スペシャルスイートの略だろうか『SS』と書かれたこの部屋の周辺に他に扉は見当たらない。
彼が泊まったスイートよりも更に上を行く部屋らしい。
そのまま北側のエレベーターを使い、地下に降り立つと彼の母親に電話を掛ける。
「すみません。このまま待っているよりも帝都ホテルの喫茶ルームに行ってみたいのですが、よろしいでしょうか?」
確実に伸吾さんと会わないようにしておきたい。
できれば彼の父親とも。
これ以上、彼の秘密を知りたくない。
さっきのニアミスがドキドキモノだったから、少しでも別の場所で心を落ち着けたいのが本音である。