私の彼氏は超肉食系
「ところで君のファンクラブはもうあるのかな?」
10分以上熱く語った彼が他のイチユリストと全く同じことを言い出した。
「それが・・・、プロデューサーが早いと言ってまして、私が映画デビューをしてからでいいそうです。」
私も映画デビュー後、芸能界を引退する際に足枷になるであろうファンクラブの存在を疎ましく思っていたのでその言葉に甘えていたのである。
「僕が頼んであげるよ。」
そう言って彼がスマートフォンを取り出すと何処かに電話を掛けた。
「あ、今晩は。お菓子屋です。はい・・・こちらこそ・番組を盛り上げてもらって感謝してます。」
相手はうちの芸能事務所の社長のようである。
もちろん社長もプロデューサーの意向は把握しているので断ってくれるはずなのであるが・・・。
嫌な予感がする。
「それでですね。僕が発起人になって公式ファンクラブの設置をですね。許可・・・そうですか・・・ありがとうございます。そうですね・・・忘れてました。・・・はい、じゃあ変わります。」
またか。
芸能事務所の社長がプロデューサー『一条ゆり』の意向を確かめず、先走っているらしい。
10分以上熱く語った彼が他のイチユリストと全く同じことを言い出した。
「それが・・・、プロデューサーが早いと言ってまして、私が映画デビューをしてからでいいそうです。」
私も映画デビュー後、芸能界を引退する際に足枷になるであろうファンクラブの存在を疎ましく思っていたのでその言葉に甘えていたのである。
「僕が頼んであげるよ。」
そう言って彼がスマートフォンを取り出すと何処かに電話を掛けた。
「あ、今晩は。お菓子屋です。はい・・・こちらこそ・番組を盛り上げてもらって感謝してます。」
相手はうちの芸能事務所の社長のようである。
もちろん社長もプロデューサーの意向は把握しているので断ってくれるはずなのであるが・・・。
嫌な予感がする。
「それでですね。僕が発起人になって公式ファンクラブの設置をですね。許可・・・そうですか・・・ありがとうございます。そうですね・・・忘れてました。・・・はい、じゃあ変わります。」
またか。
芸能事務所の社長がプロデューサー『一条ゆり』の意向を確かめず、先走っているらしい。