魅惑のプリズナー〜私は貴方に囚われた〜



うん、君を閉じ込めたのは、何もアリサを隠すためだけではなかったということだよ。


納得した?そう、良かった。



準備は整った。


それから、アリサに枷をかけて目を覚ますのを待つことにしたんだよ。


即席にしては結構頑丈だったね、あの枷。


え?ああ、違う違う。僕に変な趣味はないから安心して。


でも確かにいいかもしれないね。


アリサを永遠に僕の中に閉じ込めるんだ。


最高だとは思わないかな?



……ごめんね、冗談だから。


本気にしなくてもいいんだよ。











「戯言は多かったけど、大体はこんな感じかな。
聞いていて良い話ではなかったよね」


「……うん。でも、聞けて良かったとは思う」


「へえ」



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