イジワルな彼と夢みたいな恋を?
部署に着く頃には方向性も見え始めた。

ゴールには程遠いけど、私は一人で仕事をしてる訳じゃない。

同じ部署で一緒に働いてる仲間がいて、心強い主任も付いててくれる。



「頑張れよ」


ふと一ノ瀬圭太の声が蘇った。

顔を思い浮かべると、むかむかと腹が立ちそうにもなったけど……



「うんっ!頑張る!」


決意を口に出した。

ここからがまた再スタートだと思い、自分の気持ちを仕切り直した。



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