気づけよ…馬鹿

チャンス

秀太~sid~
俺は目撃した

城川と結菜が2人で
しかも家まで送ってるところを

自分から突き放したってのはおかしいか…

自分から身を引いたんだ

俺は弱い…振られるのが怖いんだ
一緒に居られなくなるのが…

修学旅行の時結菜に冷たい態度をとった時は息が詰まりそうだった

でもあいつが男達にナンパされてて

俺の体は勝手に動いた

結菜…

あいつは城川といるのがお似合いだよな。

あいつは確かにかっこいいし…
素直だから何でも言える

俺とはまるで正反対

俺も素直になれば良かったか?

はぁ。かっこ悪りぃ


______________________________

「湊…俺はどうしたらよかったんだ?」
「なんで離したんだよ..?
お前好きなんだろ?」

俺は今…親友の湊に相談中

「だ、だってよ…好きだよ。
めっちゃ好きだ。」
「気持ち悪りぃ…」
「うるせぇ。でも…俺が好きでいていいのか?」
「はぁ。好きだったら堂々といけよ
城川よりお前が好きでいる時間は長いだろ.…
お前の方が結菜ちゃんのこと知ってるだろ??」
「…結菜ちゃんとかきもっ。」
「うるせぇな!琴が結菜ってよんでるからだよ!!折角いい事教えてやろーってのに。」
「結菜のダチか。呼び捨てなんて相当仲良いな。
え?いい事?なんだよ.!?」
「琴から聞いたんだけどな…
城川の事結菜ちゃん好きじゃねぇんだって。
しかも!!多分付き合う感じもねぇらしいぞ?」

は?嘘だ…ろ..?

「は..?だって結菜城川の事…」
「お前の勘違いじゃねぇか?
って事でお前にはチャンスがある.!
頑張れよ?」

嘘…なら俺何のために…
いや。ほっとしている自分がいる

俺にもまだ…チャンスがある

「湊ありがとな」
「うわっ。きも..柄でもねぇこと言うなって」

とか良いながら照れてる湊
案外可愛い所あるんじゃねぇか…

まずは結菜と仲直りだな..

また昔みたいに俺から突き放しちまったし。

冷たいことも言っちまった

城川告ったんだよな…

俺も告わないと


俺は決意したんだ

諦めねぇって…いや諦められねぇ

結菜といた時間は俺の方が長いから

結菜の隣は俺じゃなきゃ…嫌だ
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