気づけよ…馬鹿
背中
マラソン大会当日。
よしっ!!今日は頑張らないと!!
前みたいに転けたりしないように…
前は秀太が助けてくれたんだよなぁ
密かに…このマラソン大会ゴールしたら秀太に告白しようと思ってる
だからそのためにも真ん中ぐらいまでにはいかないと…
「よっしゃぁぁぁ!!頑張るぞー!」
ん?!男子が向こう側で叫んでいた
来たい入ってる人だなー
って…湊君?!
「気合入ってねー湊。
マラソン大会で上位に入ったら
1日デートしてあげるって言ったんだ~」
「うわぁ…悪魔だ」
「ん?何か?」
「いや…ごめんなさい」
でも良いなぁ…
私も秀太とそんな約束して見たい…
って告白てしないけど…
隣を見るとこっちゃんは幸せそうな顔をしていた…
良いなぁ。私も頑張んなきゃ。
秀太の方向を見るけど相変わらずやる気なさそうな顔をしてる。
私知ってるんだからね
秀太めちゃくちゃ足速いの…
昔はいつも置いてかれちゃってたもん
秀太…待っててね
私はそう心の中でつぶやきスタート地点へ向かった
________________________________
「よーい。パンッ」
ピストルの音で女子皆が一斉に走り出す
前と同じで少し経ってから男子が始める。今日は追い越されないようにさないと…って
もうこっちゃんは見えないし…
あれ…皆居なくない…?
周りを見て走るけど
数人しか居なくて…
もしかして…ここビリ軍団?!
え。私もぉぉ!!
私は腕を上下に早く動かした。
駄目だぁ。足が痛いよぉ
その途端後ろの方で
パンッと言う音が聞こえた。
も、もしかして?!
男子始まっちゃった….?!
ここ何キロぐらいだろう…
うーんすスタートから15分くらいしか経ってないけど…
もぉ!!10キロなんて…気が遠い
でも告白のためだ…
隣を見るともう男子1番の人が走っていた。
あ…湊君..?!
隣を見ると1位の人と争っている湊君の姿があった。
は、速くない…?!
こんなに湊君って早かったけ…?!
あ、愛の力ですね…
多分これはデート出来そうだね!!
よし…私も頑張ろう。
って思ったのに。
「っ…きゃぁ。」
な、何?!痛い…
私は石につまずいて転けたんだ。
あぁ…最悪。
女子も男子もこっちを見ている
笑ってる人も居るし…恥ずかしい
早く立たないと…
立とうとするけど…
「い…たぁ。」
足なギシギシして動かない。
足を見てみると
少し赤く腫れていた。
嫌だ!!私ゴールしないと…
私は痛いのを我慢して立ち上がり
ゆっくり走り出した
痛い…!!
足が…
そんな時だった…
本当…?!何で現れんの。
「おい。大丈夫かよ
足痛てぇーんだろ?!何無理してんだよ」
秀太だけが…
止まって私を心配してくれた。
その瞬間私の頬に暖かい雫がこぼれ落ちた。
あぁ…泣いてるんだ
安心の涙…?
秀太は大きく目を見開いて固まると
背中を向けてしゃがんだ
「そんな泣くほどいてぇーのかよ。
ほら、乗れよ?」
あれ…前にもあったよね。
ここで、私が転けて、秀太だけが心配してくれて…話せるようになって
好きだって気付いた。
「うん…でも。ご、ゴール…しないと」
「そんなん今は関係ねぇよ!!
お前足腫れてんじゃねぇか…?
少しは俺に頼れよな…?」
「ごめっ…ありがとっ。」
私は秀太の背中にのり
頬を付けた
あったかい。
久しぶりだぁ。この背中
前はなんとも思ってなかった…
でも今は好きな人の背中。
私は頬をつけて涙を1滴流した
よしっ!!今日は頑張らないと!!
前みたいに転けたりしないように…
前は秀太が助けてくれたんだよなぁ
密かに…このマラソン大会ゴールしたら秀太に告白しようと思ってる
だからそのためにも真ん中ぐらいまでにはいかないと…
「よっしゃぁぁぁ!!頑張るぞー!」
ん?!男子が向こう側で叫んでいた
来たい入ってる人だなー
って…湊君?!
「気合入ってねー湊。
マラソン大会で上位に入ったら
1日デートしてあげるって言ったんだ~」
「うわぁ…悪魔だ」
「ん?何か?」
「いや…ごめんなさい」
でも良いなぁ…
私も秀太とそんな約束して見たい…
って告白てしないけど…
隣を見るとこっちゃんは幸せそうな顔をしていた…
良いなぁ。私も頑張んなきゃ。
秀太の方向を見るけど相変わらずやる気なさそうな顔をしてる。
私知ってるんだからね
秀太めちゃくちゃ足速いの…
昔はいつも置いてかれちゃってたもん
秀太…待っててね
私はそう心の中でつぶやきスタート地点へ向かった
________________________________
「よーい。パンッ」
ピストルの音で女子皆が一斉に走り出す
前と同じで少し経ってから男子が始める。今日は追い越されないようにさないと…って
もうこっちゃんは見えないし…
あれ…皆居なくない…?
周りを見て走るけど
数人しか居なくて…
もしかして…ここビリ軍団?!
え。私もぉぉ!!
私は腕を上下に早く動かした。
駄目だぁ。足が痛いよぉ
その途端後ろの方で
パンッと言う音が聞こえた。
も、もしかして?!
男子始まっちゃった….?!
ここ何キロぐらいだろう…
うーんすスタートから15分くらいしか経ってないけど…
もぉ!!10キロなんて…気が遠い
でも告白のためだ…
隣を見るともう男子1番の人が走っていた。
あ…湊君..?!
隣を見ると1位の人と争っている湊君の姿があった。
は、速くない…?!
こんなに湊君って早かったけ…?!
あ、愛の力ですね…
多分これはデート出来そうだね!!
よし…私も頑張ろう。
って思ったのに。
「っ…きゃぁ。」
な、何?!痛い…
私は石につまずいて転けたんだ。
あぁ…最悪。
女子も男子もこっちを見ている
笑ってる人も居るし…恥ずかしい
早く立たないと…
立とうとするけど…
「い…たぁ。」
足なギシギシして動かない。
足を見てみると
少し赤く腫れていた。
嫌だ!!私ゴールしないと…
私は痛いのを我慢して立ち上がり
ゆっくり走り出した
痛い…!!
足が…
そんな時だった…
本当…?!何で現れんの。
「おい。大丈夫かよ
足痛てぇーんだろ?!何無理してんだよ」
秀太だけが…
止まって私を心配してくれた。
その瞬間私の頬に暖かい雫がこぼれ落ちた。
あぁ…泣いてるんだ
安心の涙…?
秀太は大きく目を見開いて固まると
背中を向けてしゃがんだ
「そんな泣くほどいてぇーのかよ。
ほら、乗れよ?」
あれ…前にもあったよね。
ここで、私が転けて、秀太だけが心配してくれて…話せるようになって
好きだって気付いた。
「うん…でも。ご、ゴール…しないと」
「そんなん今は関係ねぇよ!!
お前足腫れてんじゃねぇか…?
少しは俺に頼れよな…?」
「ごめっ…ありがとっ。」
私は秀太の背中にのり
頬を付けた
あったかい。
久しぶりだぁ。この背中
前はなんとも思ってなかった…
でも今は好きな人の背中。
私は頬をつけて涙を1滴流した