気づけよ…馬鹿

修学旅行

「きゃぁぁ!!やっときたぁぁ!!!」
「結菜騒ぎすぎ…」
「だって!!沖縄きたぁ!!」

あれから数日過ぎて…
実行委員の集まりもありつつ
やっときましたぁぁ!!.

秀太ともたまーに家に寄って…
学校でもいっぱい話すようになって.!

こっちゃんは寝る時もあるし
笑う時もあるし…走る時もある。
うん。

秀太の友達の湊君とも話すこと多くなったし!!

城川君と言うと…
うーん。まだ少し苦手な所もあるのだけども…って
いう感じ

「結菜ちゃん可愛いね…あははっ」
し、城川君
「お世辞ありがとうございます!!
そんなに笑わなくても…?」
やっぱり苦手かな??
「城川黙れよ。うるせぇ」
「良いじゃん♪」
「うるせぇ」
良く分からないけど…秀太と城川君は仲悪いんだよね…

_______________________________

今日は
沖縄を回るの!!

「じゃあ行こ~」
あらら…
私だけかな??こんなに楽しんでるの…
こっちゃんなんて眠そう

それからなんやかんやで
沖縄を回った

美味しいサーターアンダギーを食べたり♪
シーサーを見に行ったり♪
沖縄ちゃんぽん食べたり♪
紅いもタルト食べたり♪

食べてばっかだけど…

そして今は旅館に来ている。
私はもちろんこっちゃんと同じ部屋!
「こっちゃぁん!!温泉行こ!」
「う~ん。あとからいこ..?
ご飯食べ終わってから。それまで私は一眠りするね~」
「はぁ?!こっちゃん修学旅行だよ?!
なに寝ようとしてんの..?」
「だって…眠かったもん。おやすみ~」

このこっちゃん野郎。
うわぁーん。泣くよ?!
とこっちゃんの方を向くけど
もう寝てるし…
くっそぉ!!!

もういいもん。
ジュース買ってこよ!!

私は一人で旅館の自動販売機に向かった

「えーと。オレンジジュースにしよーかな?」
「あれ..?結菜ちゃん1人?」
「城川君…」
「ジュース買わないの?」
「まだ。決まってなくて…」
「どれがいい?」
「え?!いいよ…」
「じゃあ、少し話しよ?
それの代償ってかな..?」
「ありがとう…」
私は結局城川君にオレンジジュースを買ってもらった

それから近くのベンチに並んで座った

「結菜ちゃん…ごめんね…
実行委員推薦しちゃってさ」
「え.,?!全然大丈夫だよ?」
「でも俺と喋る時動揺してるみたいだし…嫌いになっちゃったかな?って思って…」
「だ、大丈夫だよ?」
まさか
城川君がそんなこと思ってくれてたなんて…
「ありがとう。
最初は結菜ちゃんと話して見たいなって思って推薦したんだ。
だけどなんか嫌そうだったし無理に押し付けてごめんね…」

…駄目だね私。
こんな良い人を苦手だなんて

「城川君…あのね、本当は少し城川君の事苦手…だったんだ…」
城川君の事をチラッと見ると驚いたような顔をしていた
だよね…
それでも私は話続けた
「でも、なんか今は苦手じゃない!!
またちゃんとお友達になっていい?」

そう言うと城川君はフッと笑った

「うん。」

今日またお友達が出来た!!

それから少したわいもない話をした
城川君も前より笑顔な感じがした…

それを見ている秀太を
私は知らなかった…
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