キミの好きがほしい




「瑠歌.....聞いて。」



その声は優しくまるで私の不安を取り除いてくれるかの様な声、でも少し悲しそうな声。



私が頷くと翔は話しを始めた。




「俺、瑠歌と付き合えて本当に嬉しかった。



ずっと好きだった子とまさか両想いなんて想像もしてなかったから。



でも、すげぇ不安だった。手を繋ぐのも、デートに誘うのも、何をするにも全部俺からだったし他の男と喋ってる方が楽しそうにしてたから俺の事好きじゃないんじゃないかって思って.....」




私も不安だった様に翔も不安だったんだ.....



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