くさり
「やっぱりだめ
ねぇ、外に出て働きたい」
「…外は怖いから、だめ」
「…わかってる
でもこのままじゃ、だめなんだよ」
「…わかった」
僕の会社で1日働いてもらった
もちろんたくさん融通してもらって
たくさんサポートした
けれど、何も出来なくて
「なんで、なんでなんでなんでなんで…
私は…なにも、できない、ごみ」
「そんなことないよ。君は僕にたくさんのものをくれる。僕には君が必要なんだ」
「…うん」
ほら
帰ってきた
君はやっぱり僕の猫ちゃんなんだ
可愛い可愛い僕の猫ちゃん