10年、片想い。





そんな日があって、1週間後。


小学校2年生の間で、変な噂が流れた。



““小鳥遊藍子ちゃんは、相原駆君が好き””


僕は嫌な気持ちになった。

僕にだけ嘘をつく女の子は好きになれない。



「駆くん!おはよう!」


噂が流れて、何日間後からか、

僕は小鳥遊を無視した。


何週間も何週間も、話し掛けるから

僕も小さい子なりにいらいらしてて、


小鳥遊の背中を思いっきりつきとばして、

泣きそうになった小鳥遊を見て言った。



「お前なんて、死ね。」



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