神様っ!!
「まったく!何言ってんの、自分の食べる物人に運ばせるなんて、あんた何怠けてるわけ?」

「あたしの口に入るより、柊のお腹に入ってるじゃない! 」

うふふっと可愛いらしく母が笑う。

「そんなこともあるわよ~」

「おばさんのご飯が美味しすぎるからですよ~」

「あらっ柊君たら、口が上手いわね。また食べに来て頂戴」

「ぜひぜひ呼んでください」

最悪、柊に食べさせたっていい。ただ、あたしの分は確実にお取り置きしておいて欲しいものだ。

きゃっきゃっと和やかな団らんを後に部屋に戻る。
< 10 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop