神様っ!!
「やってやろうか?俺が」

「え? 柊が?」

「俺、手先が器用たからさ~美容師になった訳だし。結婚式のお呼ばれのヘアアレンジやメイクもしてあげてるんだよね」

ぽんと肩に手を当てて、にんまりと笑う。それはとても人の悪い笑みにしか見えない。だけどこいつのせいで、メイクを教えて貰える女友達すら出来なかったんだ。

柊に責任取ってもらって、何が悪いの?

「いいよ。じゃあモデルになってあげる」

「なんで、上から!」

「柊がやるって言ったんじゃない」
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