神様っ!!
「それだと俺がお願いしたみたいでおかしいだろ。出来ないんだから手伝ってやろうとしただけなのに」

「何よ。あたしが綺麗になったら困ることでもあるの?」

「……いや、別に」

くしゃくしゃと髪をかき上げ、柊は呆れたような顔をする。

「それじゃ来週の日曜、柊の最後のお客様として予約しといてよ」

「お前なぁ…来週とか空いてるわけないだろう? 再来週、だ」

「売れっ子みたいなこと言って」

「事実、売れっ子なの、忙しいの俺は!」

「へーー」
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