愛した人がくれたのは・・・
"お疲れさま
仕事終わったら会えない?
時間が作れそうなんだ!"

メールを確認した希花は目をキラキラと輝かせて足早にロッカールームへ引き返した。

「おい!タバコ吸わないのかよ!?」
竹野が驚き声を上げる。

「今日はいい!」
希花は嬉しげに竹野に言った。

竹野は他にも言いたげそうな表情をして見せたが、何も言わず喫煙所へと入って行った。

退勤を済ませた希花は弾ませた面持ちで電話をかけた。
「あ、もしもし?今仕事終わって、これから帰るの!それからなら会えるよ!」

"じゃ、それから家、来てよ!"

「わかった!じゃぁまた後でね!」

電話を終えても希花は嬉しさのあまりニヤニヤと1人笑みを浮かべていた。

何故なら、1週間ぶりに彼氏と会えるからだ。
お互い仕事で土日もまともに会えなかった分、嬉しさで思いを馳せていた。
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